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久し振りに花束を贈った。 ガーベラがメインの花束。 そもそも僕は花の名前をほとんど知らない。 もちろんガーベラという名前もどんな花かも知らなかった。 僕にも名前が分かる花と言えば、バラ、菊、桜、梅、ヒマワリ、チューリップ、紫陽花くらいか。 僕は誕生日に花束を贈ることがある。 どんな花束にするかは、いつも基本的には花屋さんにお任せすることにしている。 けれど、それでも大抵「どんな感じの花束にしますか?」と訊かれる。 これがいつも困る。 いつも困ることが分かっているので、訊かれたら「華やかな感じで」と答えるように決めている。 なんて抽象的な表現なのかと思いつつも。 出来てきた花束を見て、「いいなぁ」と思うこともあれば「ちょっとどうかな」と思うこともあるが、お任せしているので文句を言うことはない。 今回は「もしも花をくれるなら、ガーベラがいい」と言われたので、注文しやすかった。 僕は花屋さんで「ガーベラメインの花束をお願いします」と伝えた。 で、花屋さんの女性店員がいくつかの花を選び、「こんな感じでどうですか?」と見せてくれた。 ところが、その花束は確かにガーベラがメインではあったが、それは全体の3割くらいで残りの7割くらいは他の花が囲んでいた。 さすがにこれは違うなと思い、「せっかく選んでいただいて申し訳ないですけど、もっとガーベラを完全にメインにしてもらえますか」と勇気を出して言った。 「じゃあ、ほとんどガーベラにしますね」と言われて、今度は何種類かのガーベラを使った花束を作ってくれた。 男性が女性に花束を贈る習慣がいつどこで始まったのか、僕は知らない。 冷静に考えたらなんとも奇妙な習慣だが、悪くはない。 男性から花束を受け取った女性たちは、日々萎れていく花たちを見つめながら一体何を思ってきたのだろうか。 その花束と誕生日プレゼントを持って、待ち合わせの時間まで「大坊珈琲店」でコーヒーを飲んで過ごした。 以前から気になっていた店だったが、初めて寄ってみた。 ブレンドが5種類あり、それは豆の種類ではなく、豆の量とお湯の量の違い(濃さの違い)で分かれている。 それも特徴的だが、マスターのコーヒーの淹れ方も更に特徴的だ。 ネルドリップなのだが、お湯の方を回して注ぐのではなく、親指と人差し指できちんと挟んだネルの方を回すという独特のもの。 それが味をどう変えるのかは分からないが、ある種の<芸>の域に達していて、見ていて全く飽きない。 喫茶店というのは、心地よい時間を過ごす空間を提供してもらうことに対してお金を払うという面もあると思うのだが、この店はマスターの技術とパフォーマンスを見るだけで充分に価値があると思った。 深煎りの苦いコーヒーを飲みながら。 <今日のコーヒー> 表参道「大坊珈琲店」 20g 100cc 600円
by matchan-h
| 2008-05-21 22:48
| 喫茶店
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