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僕はライヴの度に毎回自作詩の朗読をしている。 新作のこともあれば古い作品のこともある。 明日のコンサートには新作が間に合わなかったので、古い詩を読むことにした。 数年前に東京から電車とヒッチハイクでオホーツクへ向けて旅した時に書いた一連の詩のひとつ。 この旅をしている時は、何故か詩が塊になって降ってきた。 オホーツクへ その8 列車が揺れる度に 小便はおかまいなしに散らばった 少女は自分の睫毛がいかに美しくカールされているか ということだけに夢中になっていた そんな時も 強く吸えば強く吸うほど魂は激しく燃え上がった 数え切れない残像によって運命は濾過され 僕たちはゆっくりとベルトを外した 超越的で 啓示に満ちて 燃え盛っている言葉たちが この暗闇をあてもなく暴走しているのが見える それは 誰かの魂で発火したブレーキが壊れたイマージュが 誰かの魂へ燃え移ってゆく有様なのだ ちらつく蛍光灯に群がり乱舞する無数の虫たちよ 気の抜けたビールみたいに黙りこくった暗闇よ この無人駅で僕は宣言する これは世界中のすべてのベルトを外しに行く旅なのだ (作・松本秀房) 明日のコンサートのプログラムをコピーしに高田馬場に行った時にジャズ喫茶「マイル・ストーン」に久々に寄った。 今読んでいるリチャード・ブローディガンの「芝生の復讐」という短編集の中の「コーヒー」という短編を丁度読んでいる時だった。 今迄にブローディガンの作品は何作か読んだが、この作品集が一番スッと心に入ってくる。 この「コーヒー」という短編も自分自身が体験したように伝わって来た。 <今日のコーヒー> 高田馬場「マイル・ストーン」 ブラジル・ボンボン 450円(coffee time)
by matchan-h
| 2008-05-17 16:27
| 詩
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