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![]() 渋谷に映画「アイム・ノット・ゼア」を観に行った。 これは、ボブ・ディランの人生の幾つかの場面をそれぞれ6人の役者が演じ分けるという映画。 ボブ・ディランのファンの一人として是非観たいと思っていた。 映画としては、時間軸が交錯してとても分かりにくい構成になっていて、かつ、僕のようにボブ・ディランについてかなりの事前情報を持っているならいいけど、何も知らない人にはちんぷんかんぷんの映画ではないかと思った。 ただ、役者はよかったし、美しい場面も幾つかあった。 特に、1966年頃のボブ・ディランを演じているケイト・ブランシェットという女優(!)の演技と、リチャード・ギアの後ろを何故かキリンが歩いている不思議な町で、ジム・ジェームズがうたう「goin' to acapulco」(ボブ・ディラン「地下室/ザ・ベースメントテープス」収録)が流れている場面(その場面の動画)は素晴らしかった(よく出来たプロモーションビデオみたいだ)。 ケイト・ブランシェットは名前だけしか知らなかったが、とても興味深い女優だ。 女性であることによる違和感の全くない演技でボブ・ディランを演じている。 彼女がエリザベスⅠ世を演じた「エリザベス」という映画は観てみたいと思った。 ジム・ジェームズというミュージシャンはこれを観るまで全く知らなかったが、この場面を観ただけで好きになり動画を検索してみた。 すると、まさにこの「goin' to acapulco」をうたっているライヴ動画があり、これが更に素晴らしかった。 また、この映画でボブ・ディランを演じている一人のヒース・レジャー(今年1月、28歳で死亡)の追悼動画のBGMにもこのうたが使われていた。 年に数本しか映画を観ていない僕が言うのもなんだが、本当にいい映画というのはなんて少ないんだろう。 日本の映画でも海外の映画でもいい役者は結構いるのに、映画としては観るに値しないものや金ばかり掛けて内容が伴っていないものがあまりにも多過ぎる。 それなのに、どうしてみんなこんなに映画を観るのか不思議だ。 僕みたいに厳選に厳選を重ねて観に行っても<当たり>はほとんどない。 映画は何処へ向かっているのだろうか。 映画を観た後、コーヒーを飲んだ。 コーヒーを飲みながら、観てきたばかりの映画の話をするのが僕は好きだ。 ここは渋谷ではとても有名な喫茶店で、値段がとても高い。 なのに満員で、「みんな金持ちなんやなぁ」と思いながら僕もそのコーヒーを飲んだ。 あの名古屋の「ペギー珈琲栄店」でのグァテマラと比較するためにグアテマラを注文したが、比べるまでもなかった。 ここも悪くはないのだが、あのコーヒーがきっと美味し過ぎたのだろう。 <今日のコーヒー> 渋谷「セピアの庭で」 グァテマラ 840円 ▲
by matchan-h
| 2008-04-30 12:16
| 映画
![]() バイトが中央線沿線で異常に早く終わったので、ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショーで古い日活映画「紅の翼」を観た。 中原早苗特集ということだったのだが、中原早苗が誰なのかも知らないまま(映画を観て分かった)、とりあえず主演が石原裕次郎だという情報だけを持って。 僕は勿論日活映画をリアルタイムで観た世代ではないが、出演している俳優陣の多くは僕が子供の頃にテレビで観てきた錚々たる役者達だった。 石原裕次郎、二谷英明、西村功、芦田伸介、山岡久乃、芦川いづみ、大坂志郎、岡田真澄、そして、今回フューチャーされた中原早苗等々・・・。 映画自体の内容は予定調和のハッピーエンドだが、台詞のひとつひとつがイカしてる。 そして、勿論のことながら俳優陣の演技が素晴らしい。 石原裕次郎が何故あんなに人気があったのか、この映画を観てはっきりと分かった。 カッコよさに気取りがないのだ。 自然にそこにいるだけでカッコよさがある。 その上、抜群に演技が上手い。 この映画は1958年の映画ということで、当時彼は24歳なのだが、若さと同時に既に老獪さのようなものも身に付けているのが凄い。 しかし、それ以上に僕にとって興味深かったのは、当時の東京の街の風景である。 1958年と言えば、戦後13年しか経っていないというのに、上空から撮影された東京は完全に復興してビルが建ち並んでいるし、映画の中で人々はクリスマスに興じて浮かれている。 それと対照的に、八丈島の子供たちは着物に下駄履きという姿で登場している。 僕にとって古い映画を観る楽しみのひとつは、その時代の街の景色を観ることにある。 ラピュタ阿佐ヶ谷は、こんな風に古くていい映画を中心に上映している素晴らしい映画館だ。 更に1階のオープンな感じのロビーでは、セルフサービス(有料)のコーヒーが飲めるのもいい。 自動販売機がぽつんと置かれているのより数万倍いい。 今日も映画を観終わって、わずかに陽の差し込む席でコーヒーを飲みながら余韻に浸った。 <今日のコーヒー> 阿佐ヶ谷「ラピュタ阿佐ヶ谷」 コーヒー(セルフサービス・有料) 200円 ▲
by matchan-h
| 2008-04-19 15:49
| 映画
![]() 今日、渋谷に映画「全然大丈夫」を観に行った。 この映画があることを知ったのは、僕が最近夢中になっている鳥居みゆきが出演しているからだ。 鳥居みゆきのことを書き出すと長くなるので簡単に書くと、希代の天才芸人である。 インターネットの時代だからこそ瞬時に開花し、それ故に誤解されがちであるが、彼女の才能は間違いなく本物である。 詳しくは、僕のホームページの<好きな人>の欄に書いてあるので参照してほしい。 さて、映画である。 ひと言で言うと、笑いあり切なさありのいい映画だった。 <笑いあり涙あり>という映画はよくあるが、この映画は敢えて<切なさ>で止めていたからこそすごく好感の持てる映画だった。 僕は実はこの映画で木村佳乃という女優の演技に注目していた。 この人が<木村佳乃>という看板を隠してどんな演技をするのか。 僕は彼女の演技を今迄ほとんど観たことがなかったので、フラットな気持ちで観た。 で、結論を言うと、彼女は<木村佳乃>という看板を隠しきれていないと感じた。 昨年観た「自虐の詩」の中谷美紀にも同様の印象を受けたのだが、悲しいかな、演じている役の人には見えないのだ。 そこにいるのは中谷美紀であり、木村佳乃でしかないのだ。 ホクロを付けようが、スッピンに近いメークでいようが、自信なさそうな役を演じようが、どこかに<私は女優よ>という匂いが仄かに漂っているのだ。 彼女の演技自体はそれ程悪くないのだが・・・。 と、貶したみたいになったが、他の役者達はとても自然だった。 鳥居みゆきもわずか2シーンではあるが、結構重要な役を演じていた。 その後、久し振りに僕の中の渋谷トラディショナル・コースを辿った。 「喜楽」でワンタン麺を食べ、「ライオン」でコーヒーを飲んだのだ。 「ライオン」は以前にも紹介したことがあるが、その時よりコーヒーが値上がりしていた。 この店は渋谷に存在してくれるだけでいいので、少々の値上がりは仕方ない。 <今日のコーヒー> 渋谷「ライオン」 コーヒー 500円 ▲
by matchan-h
| 2008-01-27 17:33
| 映画
![]() 今日、映画「間宮兄弟」を観た。 予想してた以上にいい映画だった。 映画の内容も楽しみだったのだが、実は女優・中島みゆきの評価を自分の中で確定させたいという邪な気持ちもあった。 しかし、そういう邪な気持ちも忘れさせるくらいよかった。 登場人物ひとりひとりの優しさが心に沁みる映画だった。 映画というものは、風景の断片の積み重ねだと思うのだが、 そのひとつひとつの風景が愛おしくなるような映画だ。 特に間宮兄弟が暮らしている街の商店街の情景が素晴らしく、 商店街好きの僕としてはすごく心魅かれた。 エンドロールでロケ地として立石駅前商店街と書かれていたので、 映画を観終わった後、初めて京成線・立石駅に行ってみた。 下町の風情が残る商店街は、アーケードが2本平行している珍しい形をしていた。 立石駅前商店街と立石仲見世。 夕暮れの人恋しさに誘われて、居酒屋のカウンターで飲んだ。 「このまま蒸発できたら気持ちええやろうなぁ」 などと思いながら。 今日のコーヒーは、その前に入った駅前商店街の喫茶店のもの。 <今日のコーヒー> 立石「カフェ・ルミエール」 ブレンドコーヒー 380円 ▲
by matchan-h
| 2006-05-22 21:23
| 映画
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