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このブログをやっていて僕が時々困るのは、僕がコーヒー通だと思われること。 コーヒーは好きだし、それ以上に喫茶店という存在が好きだけど、僕は決してコーヒー通ではない。 以前にも書いた気がするけど、友人の家にお邪魔してコーヒーを出された時、友人の奥さんが「うちのコーヒーはそんなに美味しくないですけど」と恐縮されていた。 それには逆に僕の方が恐縮した。 僕は、友人の家でコーヒーをご馳走になって「こんな不味いコーヒーが飲めるか!」とコーヒーカップを投げつけるような理不尽な人間ではないし、「美味いコーヒーしか飲みたくないので、コーヒーは結構です」というような傲慢な人間でもない。 コーヒーを飲ませていただけるだけでありがたいと思っている!(強調)。 大抵の缶コーヒーとマクドナルドのコーヒーは不味いと思うけど、普段はチェーン店のコーヒー(ドドールとかエクセシオールとか)のコーヒーを飲む機会が圧倒的に多いし、それで充分。 たまに僕でも分かるくらい明らかに美味いコーヒーに出会うと、「ラッキー!」と心の中で叫ぶ程度だ。 さて、今回の喫茶店はうちの近所に今年新しく出来た店。 僕がこのブログを始めたせいではないだろうが、近所の商店街の、しかも僕の家に近い50m位の範囲にここ2、3年の間に4軒(!)の新しい喫茶店(カフェ)が出来た。 僕にとっては非常にありがたいことだ。 しかも、今回の店はとても本格的なフレンチプレスのコーヒーを出す店。 ちなみに写真の右上に写っているのがフレンチプレスの器具。 僕も詳しいことは知らなかったのだが、マスターとコーヒー通のお客さんとの会話を盗み聞きして得た知識を書くことにする。 ドリップコーヒー(ペーパー、ネル)では、コーヒーの成分がどうしても濾されてしまう。 それは、雑味を取り除くという意味では有効だけれど、同時にコーヒー本来の油分も取り除いてしまうという欠点がある。 雑味の少ない、本当にいい豆を使っているなら、フレンチプレスの方がコーヒーのうまみをそのままストレートに出せるらしい。 この店では、軽井沢の丸山珈琲の豆を使っていて、だからこそフレンチプレスで出しているらしい。 どんな味か? 実はこれは僕にでもはっきりと分かるくらい他の店のコーヒーとは違う点があった。 まず、コーヒーの温度が高い。 すごくパンチが効いた味である。 変な表現になるけど、ひと言で言うなら、いい意味で<すごく美味いお湯>を飲んでるような感じ。 多分、苦味とか酸味とかを分離して感じているんじゃなくて、一体として感じているからじゃないかと思う。 確かに美味いコーヒーだと思う。 目の前でカップに注いでくれて、2杯分あるのも嬉しい。 ただ、ちょっと変わっている味だけに、好き嫌いは分かれるかもしれない。 これも変な言い方になるけど、高倉健みたいなコーヒーだ。 <今日のコーヒー> 大山「TRAVIATA」 丸山珈琲ブレンド 450円 #
by matchan-h
| 2007-08-05 21:08
| コーヒー
2007/6/30 今回の旅の最後の目的地・飯田へ向かう朝、豊橋でモーニング。 結果的にここがこの旅の最後の喫茶店になった。 ここは、前日寄った「フォルム」のすぐ近くの商店街の出口にある店。 前日どちらの店に入るか迷い、モーニングはこちらの「鈴木珈琲店」で摂ることにした。 ここは壁に様々な種類のコーヒーカップが飾られ、お客さんに合わせてカップを変える店。 一種類のカップでコーヒーを出す店とこんな風にお客さんによつてカップを変える店のどちらが好きかと考えると、僕は一種類のカップで出す店の方がどちらかと言うと好きかもしれない。 ただし、僕が望むのは、その一種類のカップが僕の好みのカップであることよりも、その店の雰囲気に合うように心を込めて選ばれていることだ。 そのカップが高価な物であるとか安価な物であるとか、渋い物であるとかポップな物であるとかが問題なのではない。 カップというのは、お客さんと向き合い触れ合うものである以上、店の顔だからだ。 体つき(店構え)と顔(コーヒーカップ)のバランスが悪い店にたまに出くわすが、あれはコーヒーが不味いことと同じくらい残念だ。 この店の話に戻る。 様々なコーヒーカップでコーヒーを楽しめる店を僕は決して否定していない。 特にこの店に関しては、棚に高そうな壷が並べられているところを見ると、美術商をされているのか、もしくは趣味で収集されているのかどちらかなのだと思った。 しかし、何故僕にちょっと乙女チックなこのコーヒーカップが選ばれたのかは謎だ。 <今日のコーヒー> 豊橋「鈴木珈琲店」 ブレンドモーニング 550円 #
by matchan-h
| 2007-07-29 10:19
| 喫茶店
2007/6/29 知らない街を歩くのは楽しい。 「知らない路地を曲がれば、それはもう旅の始まり」 というのは永六輔の言葉だったと思うが、知らない街の知らない商店街に一歩踏み出す時のワクワク感は、僕にとって旅の醍醐味だ。 豊橋という街にはこれまでに電車の乗り換えで何度か降り立ったことはある。 しかし、今回のようにゆっくりと時間を掛けて歩いたのは初めて。 色々な発見があった。 豊橋は東海道沿いにある街としては珍しい路面電車の走る街。 思い起こすと、この旅の間、高知、岡山、京都(叡山電鉄)、そして豊橋と、偶然だけれど路面電車が走る街に幾つも立ち寄った。 路面電車いうのは、街にある種の趣と情緒を与え、そして街そのものの時間の流れをゆるやかにする。 路面電車は単なる交通手段としてだけではなく、街の在り方そのもの(街という文化)に影響を与えているのだ。 それはつまり、そこに暮らす人々の生き方にも意識的にも無意識的にも影響しているということだ。 自動車の増加や地下鉄の普及で路面電車を廃止する街が増加していたが、最近では富山市を始めとして路面電車の有用性を見直す動きも出て来ている。 嬉しいニュースだ。 どこかにいい喫茶店はないかと歩いていたところ、駅からすぐ近くの短いアーケードを抜けたところに、スタイリッシュで落ち着いた感じの喫茶店を発見した。 店内の壁はギャラリーとしてモノクロの写真が展示されていて、<イマドキ>な感じ。 造りは新しいけれど、マスターらしき人は高齢の男性。 ちょっと不思議な違和感のある喫茶店だった。 <今日のコーヒー> 豊橋「フォルム」 コーヒー 350円 #
by matchan-h
| 2007-07-23 09:28
| 喫茶店
2007/6/28 丸々1年半もの間、大学にも通わずにブラブラとうろつき歩いた街・京都。 路地という路地を自転車で走り回った街・京都。 なのに、知ってるようで知らない街・京都。 よく考えると、あの頃は夜遊びというものを全くしなかった。 深夜の街を自転車で走り回り、遥か西の果て・桂川の川岸で夜明けを迎えたことはあっても、 四条河原町で夜通し飲み明かしたことも踊り明かしたこともなかった。 健全というよりもただ孤独だっただけで、それ故に京都の街の夜の生態は全く知らなかった。 だからなのか、こんな老舗が四条木屋町にあることを全く知らなかった。 ジャズ喫茶「JAZZ in ろくでなし」は、当時もし知っていたらきっと何度も足を運んでいたであろう店。 カウンターがメインのジャズ喫茶は京都には「ブルーノート」もあるが、雰囲気は全然違う。 まるで時代に取り残されることをテーマにしているような店だ。 僕が店に入った時、マイルス・デイビスの「スケッチ・オブ・スペイン」が流れていて、その次には浅川マキ(アルバムタイトル不明)が掛かるという凄まじい流れ。 そこで僕はコーヒーを飲みながら「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んでいた。 なんてエキセントリックな夜なんだ! 店を出て河原町通りの方へ向かうと、路地裏のラブホテルの横では、驚くべきことにおばさんが何人か辻立ちしていた。 二十一世紀の京都の街なかに、そういうシステムがまだ存在していることに僕はちょっと驚いた。 そのうちの一人が僕に向かって、「おにいちゃん、エッチせえへん?」と声を掛けて来た。 勿論、丁重にお断りしたが。 なんてブルースな夜なんだ! <今日のコーヒー> 京都「JAZZ in ろくでなし」 コーヒー 350円 #
by matchan-h
| 2007-07-14 23:10
| 喫茶店
2007/6/28 僕にとって懐かしさと切なさを感じる喫茶店が何軒かある。 京都・百万遍近くにあるこのブルース喫茶「ZACO」はそのひとつだ。 大学生時代、短期バイトを探すためによく学生会館に通った。 そのすぐ向かいにあるのがこの喫茶店。 今回訪ねたら内装が少し綺麗になってはいたが、店の雰囲気は20年前と変わらなかった。 他に変わったことと言えば、あの当時は確かほとんどレコードが掛かっていたと思うが、それが今ではCDになっていたことくらい。 当時はどちらかというと荒神口のジャズ喫茶「シアンクレール」の方によく通っていたが、多分その次に多く通っていたのがこの店だ。 当時の僕にとってはブルースという言葉はとても大人の響きがあった。 この店で厚切りのトーストを食べ、コーヒーを飲んみながらブルースを聴いていると、自分もちょっとだけ渋い大人になったような錯覚をしたものだった。 今、大人と呼べる年齢になって再訪してみると、すごくしっくりくる部分を感じるのと同時に、あの頃の背伸びしていた自分も蘇って来た。 店の本棚には諏訪優の「ビート・ゼネレーション」(写真)なんていう古い本があり、「ああ、ふさわしい場所にあるなぁ」と思った。 今回ここのコーヒーを飲んでみて気付いたのだが、僕の中でコーヒーの味の基準になっているのがこの店のコーヒーだった。 次に訪ねる時にもさり気なくそのままでいてほしい喫茶店だ。 <今日のコーヒー> 京都「ZACO」 コーヒー 300円 #
by matchan-h
| 2007-07-09 15:07
| 喫茶店
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