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遂に待ちに待った鳥居みゆきのDVD「ハッピーマンデー」が発売された。 本当の発売日は明日だけど、予約してたタワーレコードとHMVでは今日から入手できるということで、早速渋谷に行って来た。 帰り道、原宿まで歩く途中の明治通りのジャズ喫茶「ボロンテール」でひと息。 ここは、カウンターしかない小さい店なのだが、ちゃんとレコードでジャズを掛ける店。 「ダウンビート」の時に書こうと思っていて忘れていたのだが、レコードを掛けてくれる店では、ちゃんと針と溝の擦れ合う雑音が聴こえるのが嬉しい。 あの雑音というのは、そのレコードがその店で掛かってきた歴史でもあるのだ。 ところで、家に帰ってこのDVDをひと通り観た。 鳥居みゆきの熱狂的なファンの一人として観ても、すごくストライクゾーンの狭い作品だと思った。 収録されている詩の朗読は素晴らしかったし(僕自身もライヴで詩の朗読をしているので参考になった)、「鳥居みゆきに100の質問」の中に笑いつつ感動した答えもあったが、これはとてもお笑いのDVDとは呼べない。 鳥居みゆきのファン以外がこの作品を高評価するとはとても思えない。 カンヌかヴェネチアかモスクワに出品したらいいような作品だ。 後は、これを観た者がそれぞれ何を感じるかだ。 僕は既にこのDVDからインスパイアされて、1曲作る構想が浮かんだのだが。 鳥居みゆきがこれから何処へ向かうか僕は知らないし、何処へ向かっても構わない。 その時々に僕が彼女に何を感じるかが最も大切だと思っている。 ちなみに、写真左がそのDVD「ハッピーマンデー」で、写真上がコーヒーに付いて来たウエハースだ。 <今日のコーヒー> 原宿「ボロンテール」 ITALIAN ROAST COFFEE 650円 #
by matchan-h
| 2008-04-22 22:31
| 喫茶店
バイトが中央線沿線で異常に早く終わったので、ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショーで古い日活映画「紅の翼」を観た。 中原早苗特集ということだったのだが、中原早苗が誰なのかも知らないまま(映画を観て分かった)、とりあえず主演が石原裕次郎だという情報だけを持って。 僕は勿論日活映画をリアルタイムで観た世代ではないが、出演している俳優陣の多くは僕が子供の頃にテレビで観てきた錚々たる役者達だった。 石原裕次郎、二谷英明、西村功、芦田伸介、山岡久乃、芦川いづみ、大坂志郎、岡田真澄、そして、今回フューチャーされた中原早苗等々・・・。 映画自体の内容は予定調和のハッピーエンドだが、台詞のひとつひとつがイカしてる。 そして、勿論のことながら俳優陣の演技が素晴らしい。 石原裕次郎が何故あんなに人気があったのか、この映画を観てはっきりと分かった。 カッコよさに気取りがないのだ。 自然にそこにいるだけでカッコよさがある。 その上、抜群に演技が上手い。 この映画は1958年の映画ということで、当時彼は24歳なのだが、若さと同時に既に老獪さのようなものも身に付けているのが凄い。 しかし、それ以上に僕にとって興味深かったのは、当時の東京の街の風景である。 1958年と言えば、戦後13年しか経っていないというのに、上空から撮影された東京は完全に復興してビルが建ち並んでいるし、映画の中で人々はクリスマスに興じて浮かれている。 それと対照的に、八丈島の子供たちは着物に下駄履きという姿で登場している。 僕にとって古い映画を観る楽しみのひとつは、その時代の街の景色を観ることにある。 ラピュタ阿佐ヶ谷は、こんな風に古くていい映画を中心に上映している素晴らしい映画館だ。 更に1階のオープンな感じのロビーでは、セルフサービス(有料)のコーヒーが飲めるのもいい。 自動販売機がぽつんと置かれているのより数万倍いい。 今日も映画を観終わって、わずかに陽の差し込む席でコーヒーを飲みながら余韻に浸った。 <今日のコーヒー> 阿佐ヶ谷「ラピュタ阿佐ヶ谷」 コーヒー(セルフサービス・有料) 200円 #
by matchan-h
| 2008-04-19 15:49
| 映画
以前一度ここを訪れた時、「これこそ、ジャズ喫茶!」と思った。 今日はバイトが新横浜で終わったから、それを再確認したいと思い桜木町の「ダウンビート」に向かった。 圧倒的な音に包まれていると、圧倒的にひとりぼっちになる。 それはまさにジャズ喫茶の恍惚。 コーヒーを飲みながら本を読むのだが、本に書かれている文字と繋がっている自分が時折まどろっこしくなる。 本を閉じて、音の中に溶けていく自分を感じる。 なんだか無性に生きているのが悔しくなる瞬間だ。 前回は実現しなかったが、今回はコーヒーを飲み終わった後にバーボンを飲んだ。 バーボンというのは、喉をこんなにも焦がすくせになんて甘い液体なんだろう! 久し振りにバーボン(I・Wハーパー)を本当に美味いと感じた。 それは少なからず大音量のジャズの影響でもある。 ちょっといい気分になってキース・ジャレットの「サムフェア・ビフォー」のA面をリクエストした。 ベースのソロから始まる一曲目の「マイ・バック・ペイジズ」(原曲・ボブ・ディラン)を聴きたかったから。 これは僕の数少ない思い出の曲のひとつ。 昔、福岡のジャズ喫茶「コンボ」の女の子が「好きそうだと思って」と僕のために掛けてくれたのがこのレコード。 確かに僕はすぐに気に入って、今でもジャズ喫茶で時々リクエストする。 「かわいい女の子だったなぁ」などと感傷に浸りつつ。 <今日のコーヒー> 桜木町「ダウンビート」 ホットコーヒー 600円 #
by matchan-h
| 2008-04-16 23:43
| 喫茶店
ほんとうに美味しいコーヒーとはどういうコーヒーか、僕にははっきりとした指針がない。 ほんとうに美しい人がどんな人かという指針がないのにちょっと似ている。 ただ漠然と好きなタイプや嫌いなタイプがあるのと、極端にまずいコーヒーは分かる。 けれど、ここのコーヒーを飲んだ時、「美味しい」と心から思った。 複合的な要素もあるのだろうが、とにかく純粋に「美味しい」と感じたコーヒーだった。 大阪での法事からの帰路、名古屋で1泊することにした。 名古屋には全くいい思い出がない。 たぶん僕にとっては鬼門と呼ばれる場所なのだろうと思っていた。 だからこそ、独りでゆっくりと歩いてみて、本当に自分に合わないのか確かめたかった。 事前に喫茶店を探すために、今回もこちらの方のブログを参考にさせてもらった。 前日の大垣のie cafeもよかったし、完全に信頼を置いていた。 しかし、このペギー珈琲栄店は予想以上だった。 朝、開店直後に入った ここもまたもや自家焙煎の店なんだなぁとぼんやり思いつつ。 どうやら僕が最初の客らしい。 とてもシンプルな作りで、長いカウンターと幾つかのテーブル席。 雰囲気は何処にでもある街の喫茶店だった。 僕は何気なくカウンターの中央部の席に座った。 しかし、後にそこが特等席だと気付くことになる。 初めての喫茶店に入ると、僕は基本的にブレンドを注文することにしているのだが、 今回はメニューにブレンドを発見できず(実は後からブレンドがあるのに気付いた)、 グァテマラを注文した。 ここから、である。 店長らしい方がコーヒーを淹れてくれたのだが、それは俗に言う<職人技>というやつだった。 ゆっくりゆっくりとお湯を注ぎながら、コーヒーを膨らませてゆくネルドリップ。 僕の目の前のカウンター内でそれが行われているのだ。 僕は手紙を書くのも本を読むのもやめて、ただひたすらその様子に見とれていた。 トリップされたコーヒーは一旦、金属製のドリップポットに入り、それを小さなカップにほんの少し注いで味見をしてから客用のカップに注がれた。 この一連の動作があまりにも淡々と無駄がなく、正確で、かつ丁寧だった。 もはや、これはある種のショーである。 ひと口飲んでみて、「あっ、これは僕が好きなコーヒー!」と思った。 やや強めの苦味と程よい甘み。 重過ぎず軽過ぎず、たぶん雑味がないから後味もスッキリしているのだろう。 押し付けがましくないのに、しっかりと主張のあるコーヒーだった。 はっきり言って、感動した。 あまりにも美味しかったので、おかわりとして<おすすめ珈琲>のセラード・ドイス・イルマンス農園というコーヒーを注文した。 それは、後から来た若い店員(イケメン・藤井フミヤ風)が淹れてくれたのだが、 これが最初の店長らしき方と寸分違わぬ淹れ方なのだ。 この徹底ぶり! これもまた美味しいコーヒーだったが、最初の一杯があまりにも僕のタイプだったので、印象は薄い。 名古屋を再訪することがあれば、僕は必ずこの喫茶店に寄ると思う。 少しだけ名古屋の印象がよくなった。 店を出る時にもらった名刺を見て驚いたのだが、この店は名古屋市内に2軒あり、ここは支店なのだ。 それでこのレベルを維持しているとは、恐るべしペギー珈琲店! ちなみにこのモーニングサービスは、ドリンク代だけで付いて来る。 <今日のコーヒー> 名古屋「ペギー珈琲栄店」 グァテマラ 500円(モーニングサービス付) #
by matchan-h
| 2008-03-26 20:58
| コーヒー
青春18切符を使って小さな小さな旅をしてきた。 と言っても、大阪で法事があるから、2泊3日で東京との往復をしただけ。 で、折角だから途中でよさそうな喫茶店があればと思っていた。 初日に泊まったのは大垣。 何故かというと、乗換駅であること、ビジネスホテルが何軒かある程よい大きさの街であること、そして次の朝に出発して無理なく大阪での法事に間に合うから。 それらが大きな理由なのだが、実はもうひとつ、ネットで色々と情報を調べているうちに、駅から歩いていける範囲で夜遅くまでやっているカフェがあったからというのも理由のひとつだ。 今回、喫茶店を探すにあたって、この方のブログを参考にさせてもらった。 すごく丁寧に地元のカフェのことが書かれているし、「カフェと名が付く以上は、コーヒー1杯だけを飲みに行っても満足できるお店でなくっちゃね。」と書かれていたから。 確かに、コーヒーを蔑(ないがし)ろにしているカフェに出くわして時々悲しい思いをする。 で、この方の情報は信頼できると思った。 それで行ったのが、このie cafe。 (それにしても本当にいい時代になった。現地に到着してから、本屋で地元の情報誌を調べるよりも細かく丁寧な情報を家で得られるのだ。) 大垣駅のいわゆる駅裏にあるカフェ。 これは事前情報がない限り、まず絶対に発見できない。 駅裏には巨大な新しいショッピングモールが唐突にあるだけで、他はただの住宅地なのだ。 知らなければ、「ああ、こちら側には何もないな」と思ってうろつきもしなかっただろう。 ところが、駅から徒歩2、3分の路地を入ったところに突然この店はあるのだ。 実は、コーヒーをいただく前にオーガニックビール(!)とデリ3種盛りのプレートをいただいたのだが、それは店の雰囲気通り繊細で細部にまで気配りがされている料理だった。 コーヒーも、繊細で軽やかな味わいで、僕の好きなタイプのコーヒーではないが、これはこの店の雰囲気に合っているからOKだ。 逆に、大きなスピーカーのある暗いジャズ喫茶で出て来るようなへヴィーなコーヒーはこの店には似合わない。 けれど何よりも嬉しいことは夜遅くまでやっていること。 夜、旅で疲れた体にまともなコーヒーを一杯沁み込ませたい時があるのだ。 かなり気に入った。 が、ひとつ僕の好みを言うなら、40Wの裸電球の照明が明る過ぎる。 これも確かにこの店に似合っていてすごく清潔感のある灯りなのだが、夜は若干照明を落としてくれた方が僕としては落ち着くのだが、そこまで望むのは贅沢か・・・。 (何故かモナカの「20W」といううたを思い出した) 写真の左はコーヒーに付いて来た(!)黒胡麻のムース、写真右はこの店で丁度読み終わったエイミー・ベンダーの「燃えるスカートの少女」。 <今日のコーヒー> 大垣「ie cafe」 ieブレンド 400円 #
by matchan-h
| 2008-03-24 21:42
| 喫茶店
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